2019年度  第132号 第3回PTA理事会と講演会が開催されました

 2月4日(火)今年度最後のPTA理事会を、本校会議室で開催しました。理事会では、本年度の事業報告とPTA会計の中間決算報告、また、次年度のPTA活動計画などについて審議が行われ、承認をいただき、次年度のPTA総会に送られることとなりました。理事会の後は研修会として、(株)明治 食育担当の田中 実 様を講師としてお迎えし、「チョコレートの世界へようこそ!」と題して講演をしていただきました。写真はその講演会の様子です。

講師の田中さんが羽織っているのは、ガーナなどアフリカの民族衣装のひとつ「ダシキ(dashiki)」だそうです。日本でいうなら、シャツとか浴衣みたいな感じでしょうか。
講演の前半は、カカオ豆やチョコレートの製造過程のお話でした。
そもそもカカオ豆って、こんなに大きなサイズだったのですね。知りませんでした。
カカオが赤道地域からヨーロッパに渡って、チョコレートとして大きな変化を遂げ、やがて日本にもたらされるまでの歴史についてのお話が続きました。
 さて、いよいよ「テイスティング」の時間です。
2種類の製品を参加者全員に用意していただきました。ありがとうございました。
皆さんと一緒に私も実際に食べ比べてみましたが、ナッツの風味の違いなどが確かにわかりました…かな?
にぎやかな雰囲気で、真面目にテイスティング?
 講演の最後は、企業が行ってきた「国際支援活動」の取組についてのお話です。
産地のカカオの木の高齢化、栽培に必要な苗木や肥料が入手しにくいという問題、栽培技術に関する知識が十分に浸透していないことなどが、カカオ農家が抱える問題なのです。
カカオ生産を持続可能なものにしていくためにも、企業として、SDGsが叫ばれるずっと以前から、井戸を寄付するなど、こうした海外の産地農家の環境改善を支援してきているというお話を興味深くお聞きしました。
技術支援など、具体的な支援の例もいくつか紹介がありました。
 身近なチョコレートを題材に、SDGsの理解を深めるのも面白そうですね。生徒の皆さん、探究活動のテーマとしてどうですか?

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