2019年度  第111号 学校保健委員会を開催しました

 令和元年12月18日(水)保護者会期間中の午後の時間を使って、本年度の学校保健委員会を開催しました。当日は、1,2年生の保健委員の生徒たち、本校職員、保護者代表の皆さんなど60名ほどが視聴覚室に集まり、学校医の先生からご講演やご指導をいただきながら会を進めました。

最初に本校の眼科医である丹羽敬先生から、「スマホと視機能」という演題で講演をしていただきました。

近年は、幼いころからスマホやタブレットなどをあてがわれている子どもが増え、近眼の若年化が進んでいることや

スマホの使い過ぎからくる「スマホ老眼」(眼精疲労により、眼のピントが合わなくなるため、近くのものが見えにくくなる症状)が10歳代から出現するといった報告がありました。
また、「スマホ内斜視」といわれる急性内斜視(スマホのやりすぎで寄り目状態が戻らなくなり、常にものが二重に見えてしまう症状)については、最近の新聞報道でも取り上げられており、元々は極めて例の少なかった症例であったものが、近年は増えてきているというお話でした。
これらのことは、スマホに限らずタブレットやパソコンにも言えること。自覚症状があったら放置しないことはもちろん、日頃から長時間の使用には十分に気を付けることが必要です。
 講演会に続いては、養護教諭の先生から定期健康診断の結果などの報告があり、その後、5名の生徒保健委員会執行部の発表がありました。
今年度は、学校医の先生らからもご指導をいただいて、「麻しん」(通称:はしか)について調べたことを報告しました。
パワーポイントを使って…、
簡潔に解りやすく”麻しん”についての基礎知識や・・・
感染した場合のリスクなど説明がされていました。
”麻しん”がインフルエンザより感染力が強いことはあまり知られていません。
麻しんは、予防接種でほぼ感染が防げることや2回接種でより確実に抗体ができることなど、自分自身だけでなく、家族の為にも必要な知識ですね。
ところで先日、愛知県でもインフルエンザ警報が発令されました。受験生の皆さんはじめ生徒諸君は、日頃のうがい・手洗いの励行や教室の換気についても引き続き気を付けてほしいと思います

   前号    次号    バックナンバー