2018年度  第30号 1年生図書委員がプチ読書会を体験する


 7月17日(火)本校の書道室にて、1年生の図書委員(16名)を対象にプチ読書会が開かれた。読書を楽しむ機会を提供することはもちろん、1月に各クラスで行われる読書会の参考としてもらう目的もある。
 参加した生徒は、3~4名の5つの班に分かれ、始めにそれぞれの班で役割分担を決め、あらかじめ決めた課題本を読むところから始めた。読むページを決めて読み終えた後(約20分)、各自の役割シートに記入し、それをもとに話し合いを行った。最後に、グループでどんなことが話し合われたのかを、各グループの代表が全体発表していった。

 担当された川口先生は最後の講評で、「どのグループでも大変レベルの高い話し合いがされていて正直驚いた。」と話された。また、毎年同じ課題本でやっているが、毎年違った視点で話し合いがされることの面白さにも触れていた。

 読書会のやり方はひとつではないが、”各自が役割を決めた上での小グループでの話し合いと最後の全体化”という方法は、実際に体験した図書委員の生徒たちにとって、参考になったのではないでしょうか。

 私も担任時代、クラスの読書会の指導に悩みましたが、今回のような研修会があれば自信を持って臨めそうですね。

今回の課題本。さらに、短編集の『怪笑小説』が加わった5作品。

読む時間:約20分

読む時間と、グループごとに読むページ範囲を決めてスタート。
 読み終えた後に、何をすればよいか役割を示すシート。始めに各自でどのシートにするか選んでおく。

”読んだイメージを絵や図にしてみる”という指示の『イラストレーター』というシートも面白そう。
シート記入の時間:約10分

自分の役割シートに記入。ブルーのシートは、『コネクター』、自分と本の間につながりを見つけるのが役割となる。
気になったページや場所には、付箋をつけておくとあとで見つけやすい。
緑は、”優れた表現に光を当てる” 『リテラりー・ルミナリ-』。何か素敵な役割ですね。
話し合い:約10分
各自がシートに書いたことをもとにして、交互に発表し合います。
ピンクのシートは、『クエスチョナー』。読んで思いついた疑問をどんどん書き出してみるのが役割。
付箋にもメモがたくさん書いてありますね。

全体発表に向けて、話し合いの内容もメモしておくと良いでしょう。
全体発表:約10分

各グループで主に話題となったことを参加者全員が分かるに黒板に書き出して・・・
読んでない他のグループの人にも理解できるように、前後関係や物語の背景に少しだけ触れながら、説明してもらいました。

話し合いの視点の面白さに加えて、代表の生徒たちの説明もすごく分りやすかった。

最後に、川口先生の講評とアンケート記入


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