2020年度  第58号 2年ぶりに中村地球市民教室がやってきました

 昨年度は、臨時休校でやむなく中止となってしまいましたが、今年度はこの3月16日(火)5~6限を使って、1・2年生全クラスで中村地球市民教室を開催できました!

 各クラスごとに、国際交流委員の運営のもと、在日外国人講師の方々から環境問題をテーマに直接お話を聞いたり、国際色豊かなワークショップやアクティビティーを体験しました。生徒にとって、異文化に対する理解を深め、国際感覚を磨く機会にもなる、本校の特色ある行事となっています。
今回、来校いただいた日本在住の外国人講師の皆さんと記念撮影
各クラスの国際交流委員が、講師の皆さんを控室からそれぞれの教室までご案内します。
ペルー:
歴史や文化、日常生活についてお話しいただきました。ペルーの公的機関は、旗の中央に国章が入ったものを使うのですね。
コロンビア:
お話の中でコロンビアの経済階級制度についても説明していただきました。国の貧困対策だったのですね。階級が高いほど公共料金負担が大きくなるみたいです。
中国:
”您好”(ニン・ハオ)が、一般的な挨拶である”你好”(ニー・ハオ)の丁寧語表現。”您”が二人称の”你”の丁寧語ということ。”心”の文字が入ると意味が変わるんだ!知らなかった!
韓国:
高校生の生活やプラスティックゴミなどの問題についてお話しいただきました。
「私は、日本に来てゴミ出しの時に注意されてしまいました。日本の当たり前が隣の国では全く違うことがありますよね。それは変なことではありません。」
メキシコ:
メキシコの基礎知識や歴史から、環境問題についてプレゼンしていただきました。
ベトナム:
ゲーム形式でベトナムを知ってもらい、海の環境問題について考えるテーマでした。
インド:
インドの多様性や伝統について紹介していただき、大気汚染問題について考える機会となりました。
フランス:
水問題について日本との交流を、大陸からの視点で深めていく内容でした。
ヴズベキスタン:
学校生活や伝統料理などを紹介し、環境問題についてお話しいただきました。写真は、スザニ(中央アジアの国々で製作される染織のうち刺繍の一種)の紹介ですね。
エクアドル:
国の由来やスペイン語について学ぶ機会となりました。短い時間でしたが、本当に熱心にご指導いただきました。
バングラディシュ:
文化、宗教、経済、学校教育について教えていただき、環境問題やベンガル文字についても触れていただきました。「皆さんはがこの文字がわからないと思うのと同じくらい、私も来日した時は、日本の文字がわかりませんでした。」
民族衣装を纏って、照れ笑いの生徒です。衣装はバングラディッシュの普段着のものだそうです。
楽しそうなので、私も生徒たちに混ぜてもらいました。衣装はすべて講師のベガム様ご自身や息子さんのものだということです。
すべては紹介できませんでいたが、紹介した教室の他、ブラジル、ブルガリア、ネパール、台湾、イタリアの教室もあり、地球的な視点で環境問題を考えると同時に、異文化に触れる機会となりました。講師の皆さん、本当にありがとうございました。

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