2020年度  第43号 教養講座「中村未来塾」を1・2年生対象に開催しました

 10月30日(金)6限目、本校1,2年生を対象に”中村未来塾”を開催しました。同窓会の後援のもと、PTAの主催で今回26回目を迎える伝統行事として、毎回様々な分野の第一線でご活躍されている中村高校の卒業生をお招きして講演をしていただいています。本校の大先輩から新鮮な刺激を受け、生徒達が将来に向け、自分が本当にやりたいことを真剣に考えてみたり、数年後の自分をイメージするためのきっかけになることを期待しています。

第26回中村未来塾
演題:「人との和を広げる」
講師:田中 和生 氏
 今回の講師は、高校での最大の思い出が、2年連続で体育大家応援合戦で優勝したことと、中村生時代を振り返る34回生の田中和生(たなか かずお)様。有限会社 名峰 代表取締役を務める中、名古屋駅西地区のリニア開業を見据えたまちづくり協議会の活動ならびに異文化交流を通して民間交流を促すイベントの事務局長や実行委員を務めておられます。行政・企業を巻き込んで多くのイベントを生み出す原動力の秘密に迫るお話に期待しましょう。
仕事は、「日本一高くて美味しい」を目標にするキムチ屋です。それを柱に、様々な可能性に挑戦しました。例えば、キムチという食文化を体験を通して広めるイベントとか・・・
好奇心で異文化に触れてみる、あるいは自分が旗振り役や後ろ盾になってみるなど・・・リニアに向けた街づくりは100年に一度の夢、そして街への恩返し・・・仕事と個人で学んだことを、周りを巻き込んで社会活動の中で表現したくなったのです。
経営者勉強会や趣味の合唱も挑戦と継続。仕事や個人の趣味を通しての一生の仲間づくり・・・何でもでも言い合える仲間は一生の宝です!
仕事(勉強)は成長の根幹、これが縦軸。個人(趣味や人との交流)は魅力や個性の源泉、これが横軸。これを毎日の積み重ねで広げることで、社会活動(イベントや町つくり活動)が、自分の成長や魅力を表現できる場になるのです。皆さんには、感謝と素直な気持ちで、人のために行動できる人になって欲しいと思います。
最後に、主催者を代表して、PTA会長の近藤様からお礼の言葉が田中様に送られました。
 「人との関係の中に自分の人生のヒントを見つけ、人のために社会で活躍してもらいたい」という田中様からのメッセージは、多くの中村生に響くものがあったのではないでしょうか。

 下は、校長室にて、同窓会長様と懇談されている様子です。
田中:「当時は何をやるにしても、身近な友達やクラス・学年の枠を超えて、皆でやるんだ!という雰囲気にあふれていました。今の高校生たちは、SNSとかあっても、少数の仲間だけで楽しんでいないかちょっと気になりますね」
校長室で木村同窓会長との記念撮影
お二人ともお忙しい中、本日は生徒たちのため来校していただきありがとうございました。
お互いに一目会った瞬間、木村会長様が本校の教員であったときに、田中様が中村に在学中であったことが判明!担任ではなかったようですが、田中様は当時、クラスや学年の枠を超えたかなりの有名人だったみたいです。私も近い将来、こんな出会いが出来たらいいと思いました。

   前号    次号    バックナンバー