本校でも、生徒の自転車と自動車の接触事故について、少なからず報告されています。幸い、命に係わる事案はないものの、一つ間違えば大変なことになるのは言うまでもありません。そこで、今回は登校時の交通安全、特に自転車マナーについて考えてもらう機会としました。
最近、実際に本校で報告されたケースを整理していくと、やはり出合い頭で自転車と車の接触事故が起こっているのです。しかも多くが下の写真のように、家の塀などがあり見通しの悪い交差点です。
生徒の自転車が右側の道路を手前に直進してきたところ、左の広い道路を直進してきた自動車と出合い頭に接触したケースです。 道路の交差が鋭角で、しかも住宅の塀で更に見通しが悪くなっています。 |
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交差点侵入時の自転車側の視界です。右側から来る車は、この位置でも全く見えません。 | |
自動車側から見た視界です。自転車が左側から飛び出したら、急には止まれそうもないことがよくわかると思います。 | |
2枚目の写真をよく見ると、交差点の左奥(青い自動販売機のすぐ左)にカーブミラーが設置してあります。 |
報告ををみると、自動車側にも過失はありそうで、自転車側が一方的に悪いものばかりではありません。だからこそ、こうしたカーブミラーがあるような交差点は、特に注意が必要です。
皆さんそれぞれの通学経路上でカーブミラーを見かけたら、危険な交差点だと認識することが必要です。そして何より、安全を確実に確認しながら運転できるよう、時間に余裕をもって登校することが大切です。