2020年度  第15号 野球部 ~夏季愛知県高等学校野球大会~

新型コロナウイルスの影響で中止となった甲子園予選に替わる独自の大会として行われた夏季愛知県高等学校野球大会が、昨日土曜日から県内10球場で始まっています。7月5日(日)、パロマ瑞穂野球場での1回戦、中村高校は千種高校と対戦しました。

試合開始前のスタンドへの挨拶
無観客試合ということで、選手の保護者とベンチ入り以外の野球部員と顧問教員のみのスタンドです。私は連盟発行の野球証を提示して入場させていただきました。

選手保護者の皆様には、日頃から本当にお世話になっています。
時間短縮の必要性から開会式も省略されています。
1:投手 3年生 伊藤選手
2:捕手 3年生 藤岡選手
3:一塁手 2年生 野澤選手
4:二塁手 2年生 田中選手
5:三塁手 3年生 高木選手
6:遊撃手 3年生 森選手
7:左翼手 3年生 原選手
8:中堅手 3年生 前田選手(主将)
9:右翼手 2年生 平原選手
11:一塁手 3年生 飯田選手
(6回裏より)
応援は拍手程度しかできませんが、その分、グランドからの選手たちの活気のある声がよく響いていました。
力づよい速球と変化球を混ぜ、気合たっぷりに投げ込む伊藤選手
しかし3回以降、相手の長打に苦しみます。
ピンチの場面でベンチから伝令が向かいます
とれるところで確実にアウトを取って・・・
相手の大量得点だけは許さず、チャンスを待つ展開にしたいところです。
攻守の入れ替わりも時間短縮のため、選手たちはいつも以上にキビキビ動いていました。
ランナーを出すもののなかなか得点につながらない我慢の戦いが続きました。
5回の裏からサードの高木選手がピッチャーに入ります。
6回裏から野澤選手に替わってファーストの守備に就いた飯田選手。これで、3年生部員はすべて出場することになります。
6回の裏を0点に抑えて、7回の攻撃では何としても得点が欲しい!
1アウトから、ヒットで出塁!
相手の内野守備の乱れを突いて・・・
土壇場で、下位打線が2アウト1・2塁のチャンスをつくりました。
これで打順も1番に戻ります。
打ち返した! しかし惜しくも内野を抜けず・・・
最後まで1点が遠い試合となりましたが、選手の全員がチームのために、それぞれの役割を懸命に果たそうとする姿があり,コロナ禍においても歯を食いしばっているのは自分たちだけではないという勇気や元気をもらえる素晴らしい大会だと強く感じました
エールの交換もできませんでしたが、千種高校の2回戦以降の健闘を心から祈ります!

3年生にとって高校最後の夏に何とか公式戦の機会を設けようと、多くの関係者の支えと努力で実現した大会です。長期の休業のため十分な練習はできなかったと思いますが、応援してくれたすべての方々への感謝の気持ちを忘れることなく、それぞれの目標に向かって次の一歩を力強く踏み出してほしいと思います。

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